民家再生ワークショップ
甲佐町の商店街にあるイノベーションスタジオ「えんがわ」の改修工事を始めました!
「えんがわ」では、甲佐町の活性のお役に立つことを目標に、不動産情報センターや勉強会やワークショップ、お店、ちょっとしたお茶のみ場として活用していく予定です。
とりあえず、今年の10月1日に開催された甲佐蚤の市に、民家入ってすぐの部屋を改装し、KICOのお店を出店したのですが、まだまだ、奥の部屋や二階は手つかず・・・。
↑まずは外観を少し。
最近の建築では外壁の約9割はサイディングというボードで覆われています。
ここも、もともと木の柱だったのですが、サイディングが貼らていました。
それを、剥がすだけでもずいぶんと良くなりました。
外壁は、自然の素材がいいですよ。
中に入ると、すぐに大きな壁が。
一日だけ大工さんにお願いして、壁を取っ払ってもらいました。
これだけでもすっきりです!
壁紙を、薄紙を残すように剥いで、ひとまずこんな状態です。
床はベニヤの上に、ブルーシートが敷いてあり、通気性が悪いのでカビが生えていました。
現代のように、排水がないので、家の下を通って垂れ流しにするのは、昔の家では結構多かったようです。
急ピッチで始めた「えんがわ」の工事。
掃除、改装、セッティングまで3日間、なんとか蚤の市に間に合ったのでした。
そして、「ゆうきフェスタ」への出店も終わり、再び「えんがわ」の改修工事です。
「えんがわ」は、1つの民家に、一階部分の半分は居酒屋さんが入っておられます。
私たちが利用するのは、残りの一階部分の半分と、二階です。
↑一階、奥の部屋
↑嬉しいことに、住宅密集地だというのに先には小さな庭があります。
二階は、部屋数が区切ると8つあり、とても広いスペースですので、これからの使用目的などを考えながら、工事をしていきます。
以前、住んでおられた方の荷物が約30年前から置いてあり、まずは、それらを外に出すことから始まりました。
約50袋ほど。
キレイな状態であれば良いのですが、地震や雨漏りで、室内も衣類や小道具もひどい砂ぼこり。
天井は、屋根の修理をしたときに落ちたのであろう砂が天井の板の上に乗っかって、凸凹とたわんでいます。
なかにか、その重さに耐えきれず、天井が落っこちてしまっている部屋も。
小さな揺れでもザーッと大量の砂が下に落っこちてきそうなほどです・・・。
まだまだ先は長い。
けれど、確実に綺麗になっていることが喜びで、これから蘇った建物に「人が集い、想いを語り、時をつむぐ」
第二の山ぼうしの樹のようになればと思ってます。
そして、「えんがわ」の改修工事は、古い建物を蘇らせるワークショップとして、
一般の方々の参加も募集しています。
◆第一回目は2017.11月25日(土)
◆第二回目は2017.12月10日(日)
◆第三回目は2017.12月17日(日)
です。
第一回目の募集はもう終わりましたが、ありがたいことに、大学生や地元の高校生なども興味をもってくれて、15名ほどが参加してくれるそうです。
第一回目は拭き掃除、掃き掃除がメインにはなるかと思いますが、みるみるキレイになっていく様子を一緒に喜び、古い建物から学ぶことも多くあることと思います。
これから「えんがわ」が皆様のお役に立てることと、町の活性に繋がることを参加者の方々と共有できると嬉しいです。
二回目、三回目についても、今後お知らせしていきますね。