渡り鳥
あっという間に12月も半ば。
冬らしい寒さが訪れ、今日は市内でも雪がチラホラ降っていました。
12月は「師走」という一年の締めくくりの月。
師走の意味はご存知の方も多いでしょうが、「師」はお坊さん、教師、御師などの意味があるそうです。
そして、「走」とは、普段は落ち着いているお坊さんや御師なども走りまわるほど、忙しい。
ということから「師走」となったという説があるそうです。
人々が、正月を前にバタバタと走り回っている中で、ふと池や川を眺めると
光る水面にプカプカと浮かんでいる愛らしい生き物。
カモ。
その数は、10月頃から日に日に増えているようです。
みんなパタパタ、海を渡ってはるばるやってきたのですね。
※一年中日本にいるカモもいます。
冬に渡ってくる鳥はカモだけでなく、ツル、ジョウビタキ、ツグミ、ハクチョウなど。
冬鳥は、日本より北にある国で繁殖し、秋ごろに日本へ渡ってきて冬を過ごします。
そして、暖かくなってきたら、また北の国へと帰っていくのです。
北の国では、冬は寒さが厳しいうえ、餌も少なくなってしまいます。
そのため、南の方へと渡ってくるそうです。
ちなみに、夏に渡ってくる鳥には、ツバメ、ホトトギス、カッコウなど。
ツバメは民家の軒先などに巣をつくることで、身近な鳥ですよね。
前の年に作った巣の場所を覚えていて、次の年も同じ巣に再び戻ってくることが多いそうです。
渡り鳥がどうやって、同じ場所を覚えていて戻ってくるのかは、まだ解明されていないとか。
遠い国からやってきた渡り鳥たち。
長い旅路をあの小さな体で一生懸命飛んできて、さぞ疲れたでしょうね。
目的の場所に到着して一安心。
きっと穏やかに冬を乗り越えていくのでしょうね。
